ハワイに残る 古代の叡智 ホオポノポノ 2
親愛なるアンティ・アカこと ハレアカ イオラニ プレに感謝の意を表して
2009年4月、カラパナに移り住んだ友人の小池マナちゃんのお誘いで 日本人女子5名が揃って カラパナのアンクル・ロバートを訪ねに行く事になった。
これが私の運命を変える事になるとは その時は知る由もなく、古い伝統のハワイを今も頑固に生き抜き ハワイ王国の復活に人生をかける英雄として多くの人々に尊敬され愛されるクプナ(長老)アンクル・ロバートとその家族の暮らしを体感してみたかった。昔のままのアロハがそこに残されている気がしたから。。。
ロバートは昔ながらのトラディショナルなハワイ料理を作って私達を迎えてくれた。
海で採って来たばかりの海産物や 畑で採れたタロイモで作 ハワイの主食ポイなど、今まで見たことのない 不思議な食べ物が 大きなステンレスのボウルに入って テーブルの上に置かれていた。
私達は日本風の料理という事で なぜか餃子を作った。
ステンレスのボウルの中には ハウケウケという(パイプウニの一種)濃い紫色の奇妙な UFOの様な生き物が 氷と一緒にかち割られ 紫の汁に唐辛子と一緒に浮かんでいた。
あまりのワイルドさに つい心を惹かれて 怖さを忘れ 楽しんで食してしまった。
食事を作り始めてから、ロバートはじっと私を見つめ 色々指導し始めた。皆に尊敬される酋長の様な人だから 私も一生懸命 彼のいう事に注意を向けた。
これが 後の祭り 笑
夕飯の後 宴が始まる頃、私のお腹は変な音を出し始め 吐き気と頭痛に襲われ やむなくその夜は早々 裏に暮らす養蜂家スコットの家で休む事になる。
私は必死で食中毒の苦しみを耐えていた。
ロバートの家からは 楽しいウクレレと美しいハワイアン・ミュージックの歌声が 遅くまで聞こえて来た。
あれだな
みんな怖くて食べなかった
ハウケウケだな....
翌朝、少し体調も良くなり 起きて皆に合流。
ロバートは 家族が代々暮らして来た 4エーカーの敷地を案内しながら 私達にハワイの薬草学 ラアアウ・ラパアウを教えてくれた。
今まで見たことのない様な大きな手で 道端に生える雑草をつんで 昔 年寄り達がやっていた事を思い出しながら それぞれの植物の役割や 薬の作り方、プロトコール お祈り その薬で治った人の話など時間をかけて じっくりとシェアしてくれた。
食あたりの薬草はどれかを聞くのは すっかり忘れてしまった。
ロバートは手だけでなく 顔も足も全て大きく ちょっと怖いくらい。猿の惑星の撮影がハワイで行われた時 プロデューサーがロバートを気に入って よく通って来たらしいが、何故だかよくわかる様な気がする。
その怪物の様に大きな容姿とは裏腹に やたらと無邪気な満面の笑顔も 今まで見たことのない純粋なものを感じた。
つづく
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