古代ホオポノポノのお話 その1
アロハに戻るためのプロトコル
〜世界は完全なる愛の調和から生まれた光でできている〜
宇宙の全ての存在は光と言う同じ素粒子で出来ています。机の上の花瓶も、窓のガラスも、庭の土や草花も、隣のおばあちゃんも 全て全く同じ素粒子が違う配列で物質化したものです。全ては一つの大きな光が細分化されかたちを表してこの宇宙を作り出しています。
アロハと言う言葉は 私達一人ひとり、そして万物が この愛の光の現れとして今ここに全てとつながり合いながら存在している事を音という波動で表しています。
「自分」の内なる宇宙の平和を見出すことにより 外の世界で起きている全てに対しての捉え方が変わります。
ホオポノポノは古代よりハワイの人々が このアロハと言う調和の取れた愛の宇宙意識に私達が戻る為の秩序化したシステムです。
トラウマと思考パターン
人間の脳は入って来た情報をニューロパスウェイ(回路)を通って「好き」「嫌い」「良い」「悪い」「イエス」「ノー」と言う判断をします。以前嫌な思いをした体験は トラウマとして私達の脳だけでは無く 筋肉や気の流れ、呼吸などに大きな影響を与えています。恐怖は体を緊張させます。血行を悪くします。これは怪我をしても多量に出血しない様 身体が自然に反応します。
例えば、子供の頃トマトを食べて とても気持ち悪くなった体験が 次の美味しいトマトもまずく感じさせる。数回の経験は 脳の回路に「トマトは不味い」と言う自動回路をプログラムします。
私達が苦手や嫌いを克服する事で 今までできなかった事のブロックが外され 可能性の道を大きく広げてくれる事になります。
私達を先に進めてくれないのは 何者でも無く 私達の【自意識】そのものなのです。
特に人間関係、家族や友人との関係性を変えるには 自分の過去の思考パターンを変える事 つまり深層意識の意識的浄化が必要となります。
今此処に意識を置いて より毎日至福感を感じる幸せな人生を送りましょう。
魔法の言葉達
ホオポノポノの方法は地域や家族により様々ですが大きく共通する基本的な仕組みがあります。
それは 日本に伝わっている 「ありがとう ごめんなさい 許してください 愛してます」の4つの言葉とは 全く違うのです。
ミヒ、カラ、オキ
大きく分けてこの3つの言葉がホオポノポノを行うプロセスと順序になります。
ステップ1
ミヒというのは
そのままを受けとる
ありのままを認める
相手又は自分の感情、言葉そのまま受けとり認める 「そうなんだね」「そうだったんだね」
ステップ2
カラというのは
光を当てて明確にする
過去を手放す
許す
ステップ3
オキには
切り離す
切り捨てる
縁を切る人を切り捨てるという意味ではありません。過去に起きたネガティブな感情を自分の聖域から切り離す という意味になります。アロハに戻る為のプロセスです。
ホオポノポノのプロセスの基本的な3要素です
古代からハワイアン達が行って来た ヒーリングの基本法 ホオポノポノはシンプルでありながら 深く大きな変化を私達に与えてくれます。
プロセスの途中には怒りが湧き出たり 悲しみに打ち砕かれたり、いろいろな感情や 喧嘩になることも 同意できないことも たくさん出て来るのが自然です。アロハは光だけで無く闇もその中間も全てをひっくるめてのアロハです。不都合や不満足、障害と向き合い問題をポジティブで調和の取れた状態に戻していくプロセスです。アロハはそのままをよしとする無償の愛の意識です。そして 何が起きても 自然にポノに戻るという 見えないことに対して信じる心を養うことが必要とされます。先ずは 自分の心に正直になりその感情を受け止め感じる事から始まります。
〜 良い悪い 二極性の判断ではなく バランスをとる事〜
ポノは 多くも少なくもなく 重くも軽くもなく 暑くも寒くもなく 丁度いい塩梅 縦横の軸がぴったり合った⓪ゼロ地点 秤の正に当たる。
自然界は嵐があっても日照りがあっても 常にポノに戻る方向に向かっている。宇宙の全ては常にポノに向かって進んでいる。何がポノで何がポノでないかは 人間の都合とは全く関係なく 宇宙の摂理のみがそこに存在する。ポノは常に清々しい至福の気分の状態にある。
それぞれが 物事を自分の立場から 違った見方をしています。相手の考えが違っても 判らなくても その見方を受け取って認める事から コミュニケーションの扉が開きます。
自分のポノを大切に
~Malama Pono~
相手の気持ちを受け取るには 先ず自分自身のあり方がポノに向かっていることが大切になります。先ずは自分のヒーリングから。
自分の感情や考え、直感と仲良くなる事。自分自身を知り はっきりとした自分の軸を持ち 安心した気持ちになる事。そのままの自分を受け入れ 愛する事から始まります。
ポノのセルフチェックを常に行い自分自身を知っていく事から始めましょう。
深層意識
〜自分の感情に常に寄り添い、良き理解者となる〜
頭 (思考)
ハート (感情)
腹 (真実)
ハワイアンのプラクティショナーはこの3つのアライメントを大切にします。
それぞれが 調和を持って 筋の通った軸にバランスよくある様に 常に静かに内観しセルフチェックを行います。自分のポノの状態を常にセルフチェックします。
この三つの中でも いちばん重要視されているのが腹(内臓)です。内臓は第二の脳と呼ばれる様に 様々なことを感じ考える深層心理のある場所です。体はなんでも知っている。その叡智がある場所 ハワイ語ではナアアウと言います。
深層意識は万物と繋がり 思考では理解できない 宇宙の摂理や神秘、時空を超えた叡智へとアクセスする事が可能です。
私達の身体に暮らす細菌達は独自の宇宙を体内に形成しています。そして彼らこそが 私達を万物とつなぐ為の大きな役割を担っているのです。一つの細胞につき9つの最近がついていると言われます。
参考図書
潜在意識と繋がる方法
〜トランスとシャーマニズム〜
実際に深層心理にアクセスする事は容易に出来ます。ある程度の練習を必要としますが 習慣づけいつでもその意識にアクセス出来る様に鍛える事が出来ます。
トランスは脳波が鎮まり シータ派に入ったときに起こります。瞑想や薬草を利用してトランスに入ることもできますが、此処では誰でもがすぐ出来る呼吸法をご紹介します。
Hā (ハー)はハワイ語で息を示す言葉です。アロハのハであり ハワイアンは生命の象徴として アロハの挨拶の時 おでことおでこ 花と鼻を合わせて 「ハー」と息を交換します。
それはまるで このとき、この物質的身体を持って 一期一会の機会を与えられたことを確認し 私達のやって来た宇宙の源であるアロハを息の交換によって確認し合っている様に見えます。
ハワイの長老達は1日に何度となく ハー呼吸をして 自らを整えます。
ハーと吐き出す事に意識を置いて 深く長めの深呼吸を続けます。最低でも30 回続けてください。吐く息 そして息が入ったり出たりする肺の膨らみ 空気 「息」に意識を集中して ハーと吐き出しながら 身体をスキャニングして行きます。
エネルギーの滞り、又は緊張 痛み 不快感を感じた場合 息を吐きながら 緊張を手放し開放してエネルギーが流れる様にイメージします。要らなくなったバイブレーションを息と共に身体の外へ吐き出しましょう。
新しく入って来た息には酸素だけではなく 様々なエネルギーが 貴方の身体を支えるために入って来ます。
この息を感じながら 自分の身体を感じて下さい。30回から 長くて1時間続けます。
人はこの世に生まれ 先ず最初に自力で行う事が 「息をする」という行為です。
この世に私達がコントロールできるものがあるとしたら それは自分の呼吸です。生まれてから死ぬまで 私達は呼吸をするという行為でこの地球に暮らす事が出来ています。
肉体を持つ私達の命の象徴です。息をしていることに喜びと感謝を持って アロハを分かち合います。
自力 又は生きるという生まれ持った権利と主権の事を ハワイ語でEAと言います。オギャーっと生まれて最初に行う呼吸は 【全ての人間は誰に支配されることもなく 自由の身EAとして地球に生まれた。】事を象徴しています。
この200年の間 世界中のネイティブ達は資本主義者達の植民地政策の為に 自由に生きる事、狩猟の権利等を奪われ続けて来ました。システム化し管理された機械的なキャピタリズムの社会では 利益が最優先する為 古代から受け継がれた 沢山の大切なインフォメーションが どんどんと消されて来ました。植民地化され数千年経っている日本には もはや EAに相当する観念や言葉さえ残っていません。
もう一度 立ち止まって 私達は何者なのか?を知る大切さを 本当のハワイは教えてくれます。
古代ホオポノポノ その2へ続く…
古代ホオポノポノ ワークショップ、リトリート、オンラインのクラス等を常時行っています。 詳しくはこちらをご覧ください
0コメント